ダイエット中の間食にもよくすすめられているドライフルーツ。最近では豊富な種類のドライフルーツが手に入るようになりました。ドライフルーツが持つ栄養的な性質や食べる量、おすすめの食べ方など徹底解剖します。
ドライフルーツの特徴
栄養素が凝縮
ドライフルーツに加工することでフルーツに含まれる栄養素がぎゅっと凝縮されます。
ひと口でフルーツのもつビタミンやミネラルを補給でき、少量でも満足感が得られるのがドライフルーツの大きな特徴です。
冷え予防に
生のフルーツは水分も多く含むためどうしても冷えやすくなりますが、ドライフルーツは水分量が少なく、果物のウイークポイントである冷えやすさは改善されています。「冷えは万病のもと」とよくいわれますが、ドライフルーツなら、冷えの心配もありません。
3.皮ごと食べられる
果物や野菜はよく「皮の部分に栄養素が集まっている」といわれますよね。ドライフルーツは皮ごと食べられるため、果物に含まれる栄養素をそのまま食べることができるのです。食物繊維も豊富で、腸内環境を整えるのにも適しています。
4.珍しいフルーツも手に入りやすい
ドライフルーツには、一般的に果物の形では手に入りにくい種類のものも多くでまわっています。珍しいフルーツや季節外の果物を栄養価たっぷりに凝縮しているのもポイントが高いです。
5.よく噛んで食べるため、食べ過ぎをふせぎ、小顔効果も
ドライフルーツは乾燥しているため、全体的に固い歯ごたえとなっています。このことから、少しずつ味わうことができ、よく噛んで食べることから小顔効果も期待できます。
ドライフルーツはどのくらい食べていい?
そんなうれしいポイントが盛りだくさんのドライフルーツですが、忘れてはいけないのが糖質。もともとフルーツは糖質が高めですから、おいしいからと食べ過ぎていては、カロリーオーバーに。ドライフルーツに多く含まれる果糖は、とりすぎると中性脂肪を増加させ、肥満へとつながります。特にダイエット中の間食は最大1日100kcalまでにはおさえたいところ。ドライフルーツの種類にもよりますが、重さにすると約25g~35g、大さじ2~3程度です。(「日本食品標準栄養成分表2015年版(七訂)1を参考に計算)
どんなドライフルーツを選べばいい?
市販品のなかには砂糖がかかっていたり、オイルコーティングされているなど、カロリーアップにつながるようなものがあります。有機フルーツを原料としているものや保存料無添加、産地などにもこだわりたいですね。天日干し、無香料、無着色のものを選びましょう。
ドライフルーツのおすすめの食べ方
固いのが苦手な人でも、ヨーグルトにトッピングしたりシロップ漬けにするとやわらかくなり、ジャムのように食べることができます。また、薄く切ってバターでソテーしてクラッカーにのせるとワインのおつまみにも。パンを自分で焼く人は、パンに混ぜるのも余分な甘みの添加をおさえることができるためおすすめです。
まとめ
ドライフルーツは果物のもついい面を凝縮したスーパー食材です。ぜひ取り入れたいですが、食べ過ぎにも注意したいですね。
(参考:「日本食品標準栄養成分表2015年版(七訂))
Author Profile
- 管理栄養士 / フードスタイリスト
- 食品メーカーでフードスタイリング・食卓分析・商品企画などの経験を積んだのち、フリーの管理栄養士として、栄養指導やダイエットカウンセリングのほか、健康関連のコラム執筆、レシピおこし・料理写真撮影など幅広く活動中。
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