みつばちは、はちみつだけでなく花粉も一緒に巣に持ち帰ります。花粉はタンパク質やビタミンのほか、カルシウム、カリウム、鉄などのミネラルを含んでいて、はちみつの中に溶け込んでいます。ご存知でしたか?はちみつは栄養価が高くて低カロリーな天然甘味料と言えます。今回は、はちみつの健康効果についてご紹介します。
はちみつの8つの健康効果
①疲労回復
ハチミツは消化に時間がかからずすぐにエネルギーになり、栄養補給もできるので、スポーツの後など、疲労回復をしたいときに有効です。
②老化防止
老化は、活性酸素の酸化が原因。はちみつには抗酸化作用があるので、活性酸素の酸化を防ぎ、老化の予防・防止に働きます。
③脳の活性化
ブドウ糖やビタミン、亜鉛をはじめとするミネラルの相乗効果により、脳のエネルギー源となるので脳の活性化につながります。勉強などで疲れたときにはおすすめです。
④胃腸の調子を整え便秘・下痢解消
ハチミツに含まれているオリゴ糖やグルコン酸は、ビフィズス菌を増やして腸内環境を良くする働きがあります。おなかの調子を整えてくれるので、便秘や下痢の際に有効です。ヨーグルトにはちみつを入れると効果があがります。
⑤口内炎治療、咳止め、のどの調子を良くする
はちみつに含まれているグルコン酸には強い殺菌効果があるので、口内炎の上に塗ったり、はちみつを溶かしたはちみつ水でうがいをすると効果的です。
⑥貧血予防
貧血予防に不可欠な鉄や銅、更に造血作用もあるビタミンB12が含まれています。貧血気味の方にはうれしい効果です。
⑦不眠解消
なかなか眠れない時にははちみつ入りのホットミルクがおすすめ。牛乳には、ストレスを和らげて精神を安定させ安眠に導くセロトニンの材料となる必須アミノ酸のトリプトファンが含まれています。そのトリプトファンの吸収を助けるのが、はちみつに含まれているブドウ糖です。温める際には、加熱しすぎないようにしましょう。
⑧二日酔い防止・解消
はちみつに含まれている果糖は、アルコールの分解促進する働きがあります。二日酔いの防止・解消のためには、酒を飲む前や飲んだ後にはちみつを食べると良いでしょう。
糖類としてのはちみつの特徴
砂糖はエネルギーとして使うためにビタミンB1やカルシウムを使って分解した後に消化されるのに対し、はちみつの主成分はすでに分解する必要のない単糖類のブドウ糖と果糖。そのため、すぐにエネルギーとして消化されるので脂肪になりにくいと言われています。甘みについてもはちみつの方が砂糖よりも甘味度が高く、砂糖の1/3の量でほぼ同じ甘さを得られます。ですから、はちみつ小さじ1と同じ甘さにするためには、砂糖は大さじ1杯必要になります。同じ甘さでのカロリーは、はちみつ小さじ1(7g)で21kcal、砂糖大さじ1(9g)で35kcalとはちみつの方が低カロリーです。
はちみつを摂るときにここだけは注意!
はちみつにはボツリヌス菌の芽胞が含まれている場合があるので、厚生労働省では1歳児未満の乳幼児には食べさせないようにように指導していますので、注意しましょう。また、砂糖に比べてカロリーは低いといっても摂りすぎは禁物です。1日ティースプーン3杯までにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
はちみつは、たくさんの効果があるパワーフードといっても良いでしょう。自然の恵みに感謝をし、はちみつで体のメンテナンスを始めてみませんか?
参考資料
サクラ印ハチミツ株式会社 加藤美蜂園本舗
スキンケア大学
Beauty Lifehack
株式会社ラベイユ
栄養豊富!蜂蜜の効能すべて教えます!
見てわかる!栄養の図解辞典