外食・コンビニダイエット!低カロリーメニューを簡単検索 Mealthy [メルシー]

外食・コンビニダイエット Mealthy [メルシー]

  • まとめ
  • コラム
  • ニュース
> コラム > 妊娠中の過剰な体重増加は子供の遺伝子に影響する!?妊娠中のママが知っておきたいこと

妊娠中の過剰な体重増加は子供の遺伝子に影響する!?妊娠中のママが知っておきたいこと

妊娠 妊娠中の食事
  • twitter
  • facebook
  • LINE

妊婦の体重増加が過剰になると、産まれた子どもが10歳までに過体重や肥満になりやすいという米国カイザーパーマネンテからの研究報告。

これは、米国オレゴン、ワシントン州、ハワイのカイザーパーマネンテの登録者である24,000名の母親とその子どもを対象とした大規模研究である。 1995-2003年の間に適正体重(2500g-4000g未満)で産まれた子どもが対象であり、2-10年追跡調査を行った。そして、子どもの幼児期の肥満のリスクを検討した。妊娠中の過剰な体重増加や血糖値の上昇は、子どもの肥満のリスクを上昇する巨大児の増加との関連が明らかになっている。しかし、今まで適正体重で出産した児の健康状態は明らかになっていない。「血糖値の上昇や過剰な体重増加は、胎児の幼児期の肥満の遺伝子発現を誘発するようである。明確な発生機序は明らかになっていないが、妊婦の血糖値や過剰な体重増加により、胎児は栄養過多の環境に適応するようだ」と筆頭著者で医師であるテラサ・ヒリアー博士が述べている。
血糖値の高い母親から産まれた子どもは皆、幼児期の肥満のリスクが高まっていた。さらに、妊娠糖尿病を患った妊婦において、最も子どもの過体重や肥満のリスクが高かいことが明らかとなった。 妊婦の血糖値が高い場合、正常な妊婦に比べ、2-10歳の間に子どもの過体重や肥満となるリスクが30%以上上昇した。
妊娠中の体重増加が約18.1kg以上の場合、それ以下の妊婦から産まれた子どもよりも、過体重や肥満となるリスクは少なくとも15%上昇した。これは子どもが乳児期に母乳を飲んだかどうかや、幼児期の食事量、運動習慣、健康な食事の困難性、安全な遊び場があるかなどの要因を考慮した結果である。内分泌学者であるヒリアー博士は「赤ちゃんのリスクを考えると、妊婦の健康な体重増加や正常な血糖値を維持するための栄養の摂り方や生活習慣の変化について、妊婦に介入する必要があるだろう」とまとめている。

2016.5.23,EurekAlertより

出典は『母子健康学雑誌』(論文要旨)

妊娠中の食事管理

妊娠中の体重管理は、母子ともに健康に過ごし、安産のためにも大変重要です。 研究では、妊娠中の過剰な体重増加や高血糖について触れていますが、それらはお母さんの食生活が大きく影響してきます。 妊娠中の食生活のポイントをお伝えします。

妊娠初期(0~15週・1~4ヶ月)

妊娠初期は、個人差もありますがつわりが強く出る傾向があり、体調が優れず食事ができなかったり、食べたものにより気持ち悪くなってしまったりと、思うように食事ができないことが多々あります。
『お腹の赤ちゃんの為にも、しっかり食事をし栄養を摂らなきゃ!』と思う方も多くいますが、妊娠初期の食事はほとんど赤ちゃんに影響しないと言われています。そのため、無理して食べるというより体調に合わせて無理のない食事をしましょう。食事内容のポイントとしては、葉酸をしっかり摂ることです。葉酸は、貧血防止になる他、胎児の先天性障害を防ぐとされています。無理のない程度に葉酸を意識して摂取するようにしましょう。葉酸は、枝豆・ブロッコリー・アスパラガス・ほうれん草・春菊・アボカド・イチゴ・肉類(レバー)・卵黄などに含まれています。
もしなかなか食事ができない方は、青汁の原料として多く使われているケールにも多く含まれるため、水分補給もできる青汁がおすすめです。飲みにくいという方は、バナナなどのフルーツにヨーグルトなどを加え、ミキサーでミックスジュースにすると飲みやすいですよ。

妊娠中期(16~17週・5~7ヶ月)

つわりが落ち着き急に食欲が出てきます。つわりが落ち着いたこともあり『2人分しっかり食べなきゃ!』と食べすぎには注意してください。厚生労働省が推奨している妊娠中期のエネルギー摂取基準は+250kcalです。ご飯約1膳分とさほど変わりません。よく妊娠してからジャンクフードや甘いものが止まらなくなった。という話も聞きますが、不足しがちな鉄分やカルシウム、また便秘になる方も多いので食物繊維を意識的に取り入れ、和食を中心とした健康的な食生活を心がけましょう。濃い味や塩分の摂りすぎは、むくみの原因にもつながりますので気を付けましょう。

妊娠後期(28~39週・8~10ヶ月)

お腹も大きくなり徐々に出産にも近づく後期は、お腹が大きくなったことにより、胃が圧迫され一度であまり食べられない。ということも出てきます。そのような場合は、1日の食事回数を増やし、上手にバランスをとりましょう。この時期も食事のポイントとしては、妊娠中期同様、鉄分不足やカルシウム不足などに注意し、薄味・食事バランスを意識していきましょう。また、仕事をしていた方は産休に入り、家でゆっくりと過ごす時間が増える分、間食が増えがちです。今まで体重増加が順調だった方も気を抜かず、適度に身体を動かし、お菓子などの間食は控えましょう。

まとめ

妊娠中は、思うように食事ができなかったり、逆に食べすぎてしまったり。といつものようにはいかないことも多々あります。その中でも、生まれてくる新しい命のためにお母さんができることの一つが食事を気を付ける。ということです。それぞれの時期のポイントを参考に妊娠中の過剰な体重増加や高血糖には気を付けましょう。

Author Profile

Kazuyo栄養士 / ベジフルビューティーセルフアドバイザー / ジュニアファスティングコンシェルジュ
美容業界にて内外美容アドバイスを行った後、不妊治療専門クリニックにて妊活中の方に食事のアドバイスなどを行う。現在は育児の傍ら、美容や健康、女性特有の悩みなどに対し、食事からのアドバイスを提案している。
Latest entries
  • コラム2018.01.15体質改善したい人におすすめ!グリーンスムージーで身体の中から整えよう
  • コラム2017.12.11妊娠中の過剰な体重増加は子供の遺伝子に影響する!?妊娠中のママが知っておきたいこと
  • コラム2017.12.05水に替えるだけ!?誰でもできる簡単な健康方法とは
  • コラム2017.12.01サプリメントでも注目されている必須ミネラル。亜鉛不足に注意!
  • twitter
  • facebook
  • LINE

DOWNLOAD THE APP

mealthyapp

CONCEPT MOVIE

Movie

ABOUT MEALTHY

メディア掲載
会社概要
お問い合わせ
© 2014-2016 外食・コンビニダイエット Mealthy [メルシー]
  • トップ
  • まとめ
  • ニュース
  • コラム
  • 150506banner300-250