あっという間に2月ですね。年末からの飲み会続きも一段落したと思いますが、まだまだお酒を飲む機会が多い方もいるのでは?飲み会ではついつい気が緩みお酒も進んでしまいそうですが、お酒との上手な付き合い方を知っておけば、楽しく、健康的にお酒を飲むこともできますよ。
そもそもお酒の適量とは?
アルコールは体内に入ると胃や小腸から吸収され、約90%が肝臓で代謝されます。個人差はありますが、肝臓がアルコールを処理できる量は体重1kgあたり1時間で約0.1gのアルコールを分解できると考えられています。日本では1日のお酒の適量は、ビールなら中ビン1本。日本酒なら1合と言われています。しかし、お酒の強い、弱いによりアルコールの分解速度にも個人差が考えられます。
食事をしながらお酒を楽しもう
胃の中が空っぽの状態でお酒を飲むと、アルコールの吸収が早くなり悪酔いや酔いが回るスピードが速くなってしまいます。食事をしながらお酒を楽しむことで、お酒の吸収スピードも緩やかになり胃壁を荒らすのを防ぐ働きがあります。特にチーズや牛乳などの乳製品は脂肪分が多いため、胃粘膜を保護する働きが高くおすすめです。
その他にもアルコールは利尿作用が高いためビタミンやミネラルも逃げやすくなります。アルコールの解毒を行う肝臓を正常に働かせるためにも、ビタミンやミネラルは必要不可欠ですので、枝豆やサラダなどの野菜、果物の使用されたお酒にするなどして、ビタミンやミネラル補給を一緒に行うことも重要です。
休肝日と肝臓によい食べ物
沈黙の臓器と呼ばれる肝臓は、アルコールの代謝だけでなく1日中さまざまな代謝や解毒を休みなく行っています。飲み会では飲酒に加え暴飲暴食も加わり、肝臓への負担が増加します。週に2日は休肝日を作り、肝臓を休ませることを心掛けましょう。また、アルコールを飲む際、卵焼きなどの卵料理、冷奴などの大豆製品など良質なたんぱく質を一緒に食べることで肝臓へのダメージを和らげます。その他、肝臓によい食べ物として有名な牡蠣、しじみ、ウコンなども肝臓の分解や解毒を助ける働きがあるためオススメです。
いかがでしたか?
お酒は適量を守れば、会話も弾みコミュニケーションツールとしても活用できます。お互いに楽しく過ごすためにも、自分自身の適量を知り楽しく、健康的にお酒と付き合いましょう。
参考文献
公益社団法人 アルコール健康医学協会http://www.arukenkyo.or.jp/index.html
Author Profile
- 栄養士 / ベジフルビューティーセルフアドバイザー / ジュニアファスティングコンシェルジュ
- 美容業界にて内外美容アドバイスを行った後、不妊治療専門クリニックにて妊活中の方に食事のアドバイスなどを行う。現在は育児の傍ら、美容や健康、女性特有の悩みなどに対し、食事からのアドバイスを提案している。
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