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今回は、『野菜や果物の絞りかすからの食物繊維をスナック食品に加えることで、栄養を向上させて残り物を有効活用できる』―米国ワシントン州立大学からの研究報告を紹介。
お気に入りのパフスナック食品が、まもなく、食物繊維と栄養をより多く含むようになるかもしれない。
研究チームは、コーンスターチにニンジンの絞りかす、つまり野菜の絞り汁からの果肉の残り物を追加して、スナック食品を“膨張”させる方法を発見したという。
~中略~
研究チームは、ニンジンの絞りかすの濃度を5、10、15%として実験を行った。「5%では、素晴らしい結果が得られた」とガジャル教授は述べている。「しかし、濃度をより高くすると、最終的に得られたものは、より密になり、ほぼ同程度に膨張させることはできなかった。」絞りかすは、スナック食品の味に影響を与えないという。そして、食品に食物繊維や重要な栄養素をいくつか追加するほか、この方法では無駄になる副生成物を利用できる。絞りかすは、リンゴ、サクランボ、ブルーベリー、ブドウ、ニンジンなどの野菜や果物から工業的に作られた絞り汁の残り物である。
これまで捨てていたものが活用されて新たな付加価値が生み出されるというのは非常に好ましく、ビジネス的にも非常にチャンスがあると期待できるニュースです。こういった素材の活用は、消費者が求める健康の定義次第でも変わりそうですね。不足している特定の栄養素を求めているのか、満腹感を高めて摂取カロリーを減らすことが実現できればいいのか、様々なニーズによって製品化される際の答えは変わります。
一方、アメリカでは食事を5食、6食へと小食化が進んでいるとも聞くので、小分けにされたスナックが食事の代替となり、1つ1つの栄養が大事になってくると、スナックへの栄養補填が意義深くなってくるのかもしれません。
今後、食事がどのように変わってくるのかが楽しみですね!
出典
リンクDEダイエット,『スナック食品の栄養を向上させて、廃棄物も減らせる方法』
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